製品更新 2026年10月4日

コベナンツの判定を見直し — 1年分の損益を使う指標は年次の実績だけで判定。ダッシュボードに「はじめに」、機能一覧、画面内の通知も追加

売上高・EBITDA・有利子負債/EBITDA倍率・DSCR・在庫回転日数など、1年分の損益を使う指標のコベナンツは、年次の実績だけで判定するようにしました。月次の実績では、自己資本比率や預金残高など期末の残高で決まる指標だけを判定します。あわせて、ダッシュボードに最初の3ステップを示す「はじめに」、機能紹介ページに用途別の機能一覧、登録や保存の結果を知らせる画面内の通知を追加しました。

コベナンツの判定を見直し、初回の導線を追加

2026年10月4日、コベナンツの自動判定で使う実績の期間を見直しました。 月次の実績を登録・取込したときの判定結果が変わります。

この記事の要点

  • 年次の実績だけで判定する指標: 売上高、営業利益、当期純利益、EBITDA、売上原価、有利子負債/EBITDA倍率、DSCR、在庫回転率、在庫回転日数
  • 月次・四半期の実績でも判定する指標: 総資産、自己資本、有利子負債、自己資本比率、DEレシオ、預金残高、棚卸資産
  • 対象の操作: 実績の登録・更新、手動チェック、試算表の取込、Partner APIからの実績取込
  • 過去の判定: 月次・四半期の実績に付いていた、年次前提の指標の判定は削除しました。年次の実績に付いた判定と、期末の残高で決まる指標の判定はそのままです

変更の理由

これまでは月次の実績でもすべての指標を判定していました。1年分の損益を前提にした閾値と1か月分の数字を比べることになり、実態と違う結果が出ていました。

  • 在庫回転日数は「365 ÷(売上原価 ÷ 棚卸資産)」で計算します。売上原価が1か月分だと、日数が約12倍に出ます
  • 有利子負債/EBITDA倍率は、EBITDAが1か月分だと約12倍に出ます
  • 売上高やEBITDAの金額の閾値は年額で設定するのが通常で、月額と比べると抵触と判定されます

月次試算表には「その月だけ」の書式と「期首からの累計」の書式があり、12倍して年額に直す方法は書式によって誤ります。そのため、年額に換算するのではなく、年次の実績だけで判定する方式にしました。

月次の実績を登録・取込したときの表示

試算表の取込の完了画面には、判定した指標だけが並びます。月次の場合は、判定の範囲についての説明を表示します。1年分の損益を使う指標のコベナンツしか登録していない企業では、月次の実績を登録しても判定結果は出ません。

あわせて追加したもの

  • ダッシュボードの「はじめに」: 企業を登録する → 事業価値を評価する → 稟議を起案する、の3ステップを上部に表示します。済んだステップに印が付き、次に進むステップのボタンが強調されます。3つとも済むと表示されなくなります
  • 機能一覧: 機能紹介ページに、機能モジュールを用途別(融資審査、企業価値担保権、M&A・事業承継、そのほか)にまとめた表を追加しました。それぞれの機能でできることと、使えるプランを確認できます
  • 画面内の通知: 企業の登録、実績の登録・削除、メンバーの招待、評価の保存などの結果を、ブラウザのダイアログではなく画面右上の通知で知らせます。操作を止めずに次へ進めます
  • アカウント切り替え時の表示: 同じブラウザで別の組織のアカウントに切り替えたとき、前の組織で選んでいた企業の名前が上部に残らないようにしました
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