製品更新 2026年10月19日

コベナンツと実績の一括登録を「ファイル取込(CSV/Excel)」に強化。外部システムの一覧やExcelを、見出しを直さずにそのまま取り込めます

事業モニタリングの一括登録を「ファイル取込(CSV/Excel)」に強化しました。融資管理システムなど外部システムから出した一覧やExcelを、見出しを当社の列名に直さずに取り込めます。見出しは別名辞書で自動的に当て、画面で確認・修正して組織に保存できます。取引先名の法人格や全角半角の違いを吸収して既存の企業に名寄せし、検証してから確定する二段階で登録します。取込の履歴も残ります。

コベナンツと実績のファイル取込(CSV/Excel)

2026年10月19日、事業モニタリングの「コベナンツ設定」タブと「実績データ」タブの一括登録を、「ファイル取込(CSV/Excel)」に強化しました。 これまでのCSV一括登録は、1行目の列名を当社の列名に合わせる必要があり、企業名も完全一致でした。融資管理システムなど外部システムから出した一覧は、見出しも取引先名の書き方も金融機関ごとに違うため、取り込む前に手で整える作業が要りました。今回の強化で、その一覧やExcelをそのまま取り込めます。

この記事の要点

  • CSVとExcelを読む: CSV(UTF-8 / Shift-JIS / タブ区切り)とExcel(.xlsx、最初のシート)。表の上にタイトル行があっても、見出しの行を自動で探します
  • 見出しは自動で当てる: 「取引先名」「契約番号」「財務制限条項」「基準値」のような見出しを、別名辞書で当社の項目に当てます。画面で確認・修正でき、組織に保存すると次回から自動で当たります
  • 値の書き方のゆれを吸収: 「▲1,234」「(1,000)」「1234」「5.0倍」「2026年3月期」などをそのまま読みます
  • 取引先の名寄せ: 「株式会社」「(株)」「㈱」、全角半角、空白の違いを吸収して既存の企業に当てます。当たらない行の扱いは取込ごとに選べ、似た名前の候補も示します
  • 検証してから確定: まず検証だけ行い、新規・更新・変更なし・スキップ・エラーの件数と行ごとの理由を確かめてから登録します。1行でもエラーがあれば何も登録しません
  • 取込の履歴: いつ・誰が・どのファイルを取り込み、何件が新規・更新・変更なし・スキップだったかを残します

使い方

  1. 上部メニュー「すべての機能」→「モニタリング」→「計画vs実績管理」を開き、「コベナンツ設定」タブか「実績データ」タブの「ファイル取込(CSV/Excel)」を押します
  2. ファイルを選ぶ: CSVかExcel(.xlsx)を選びます。1回に2,000行まで取り込めます
  3. 列の対応: ファイルの見出しと当社の項目の対応を確認し、違っていれば直します。「組織に保存」を選ぶと、次回から同じ見出しに自動で当たります
  4. 企業の名寄せの方針: 既存の企業に当たらない行を「エラーにする」「新規作成する」「スキップする」から選びます。実績の取込では、ファイルの金額の単位(千円・円・百万円)も選びます
  5. 内容を確認: 登録せずに検証だけ行い、件数と、エラー・スキップの行とその理由を表示します
  6. 確定して登録: 結果を確かめて登録します。実績を取り込んだあとは、古い期から順にコベナンツを自動で判定します

見出しの別名の例

ファイルの見出しの例 当てる項目
取引先名・会社名・債務者名 企業名
契約番号・案件番号 契約番号
財務制限条項・条項名 コベナンツ名
基準値・水準 閾値
「以上」「以下」「未満」「超」 比較の向き(演算子)
年次・月次・四半期 判定の頻度
売上高(千円)・自己資本・借入金合計・現預金 実績の各項目

辞書で当たらない見出しも、「列の対応」で手で当てられます。使わない列は、取り込まないように外せます。

値の読み方

  • 「▲1,234」「(1,000)」はマイナスの値として読みます。桁区切りのカンマや全角数字も読めます
  • 「5.0倍」のような単位付きの値は、数値の部分を読みます
  • 「2026年3月期」のような期の書き方からは、年と月を読みます
  • 実績の金額は、ファイルごとに単位(千円=既定・円・百万円)を選べます。当社の中では千円に換算して保存します

再取込と更新

  • コベナンツは、同じ企業・契約番号・コベナンツ名の行を更新します
  • 実績は、同じ企業・種別(年次・四半期・月次)・年・月の行を上書きします。空欄の列は既存の値を残します
  • 同じファイルを取り込み直しても、値が変わった行だけを更新します。値が同じ行は「変更なし」として触りません

APIからの取込

画面と同じ処理を、APIからも呼べます。

  • POST /api/v1/monitoring/imports/inspect: ファイルの見出しと、自動で当てた対応を返します
  • POST /api/v1/monitoring/covenants/bulk-csv・POST /api/v1/monitoring/actual-results/bulk-csv: フォーム項目に mapping(列の対応のJSON)・unmatched(error / create / skip)・save_mapping・amount_unit(実績のみ)を追加しました。dry_run=true で検証だけ行います
  • GET /api/v1/monitoring/imports: 取込の履歴
  • GET /api/v1/monitoring/import-mappings・PUT / DELETE /api/v1/monitoring/import-mappings/{kind}: 組織に保存した列の対応(kindはcovenantsかactual_results)

注意

  • 未対応の形式: 旧形式のExcel(.xls)は読めません。.xlsxかCSVで保存し直してください。PDFの帳票の読取は今後の対応です(試算表のPDFは、企業詳細の「試算表の取込」で読めます)
  • 1行でもエラーがあれば何も登録しません: 一部だけ登録されて、どこまで入ったか分からなくなることを防ぐためです。エラーの行を直して取り込み直してください
  • 名寄せは規則で行います: 法人格・全角半角・空白の違いだけを吸収し、似ている名前を自動で同じ企業とみなすことはしません。候補は表示するので、必要なら企業名を直してください
  • 権限: 取込と列の対応の保存はモニタリングを管理できる人(アナリスト以上)、履歴の閲覧はモニタリングを見られる人ができます
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