製品更新 2026年9月28日

M&A・事業承継支援v2 — 中小M&Aガイドライン準拠の自己点検、自組織の顧客基盤からの買い手候補抽出、類似会社法(EV/EBITDA)と統合シナジーの試算。企業価値担保権は一覧の準拠バッジ・DSCR等の追加指標・証跡種別・報告と実績の接続

案件ごとに中小M&Aガイドライン(第3版)第2章の要求事項18項目を自己点検し、金融機関の特色である自組織の顧客基盤(登録企業・取引先・競合分析)から買い手候補を決定論で点数化してロングリスト台帳に落とせます。公正価値算定レポートには上場類似会社の公開財務データによるEV/EBITDA倍率法と、入力ベースの統合シナジー試算(レンジには含めない)を追加。企業価値担保権は契約一覧の準拠ミニバッジ、実績フォームの預金残高・DSCR欄、実行手続の証跡種別、報告受領と実績データの紐づけを追加しました。

M&A・事業承継支援v2

2026年9月28日、M&A・事業承継支援にガイドライン準拠の自己点検・買い手候補の抽出・類似会社法・統合シナジー試算を追加し、企業価値担保権の期中管理に4つの改善を入れました。 計算はすべて決定論で、AIは使いません。

この記事の要点

  • 中小M&Aガイドライン準拠チェック: 中小企業庁「中小M&Aガイドライン(第3版、令和6年8月)」第2章の支援機関向けの基本事項から、仲介者・FA・金融機関に求められる18項目(重要事項説明書、手数料と相手方手数料の開示、バリュエーションの留保、DDの実施主体、利益相反、専任条項・直接交渉制限・テール条項の限定、譲り受け側の調査、経営者保証、ネームクリアの同意と秘密保持契約、融資部門との情報隔壁、事業再生局面の留意など)を案件ごとに記録し、充足・要注意・未実施・参考・対象外で自己点検します。案件での自組織の立場(仲介・FA・与信先として関与・橋渡し)で判定対象が変わります。法的助言ではなく、ガイドラインの記載を整理した自己点検です
  • 買い手候補の抽出: 売り手側の案件で、自組織内の登録企業(同業種)・対象企業の取引先・競合分析の競合から候補を集め、関係・規模・資金力・財務健全性・承継意向の5軸で100点満点に点数化します。上位候補をロングリスト台帳に落とし、ティーザー → ネームクリア → NDA → 意向表明のステータスと同意日・NDA日を記録できます。ネームクリア済みで同意日かNDA日が無い候補はガイドライン準拠チェックで検出します。データは自組織内のものだけを使い、外部には送信しません
  • 類似会社法(EV/EBITDA): 公正価値算定レポートの調整入力に上場類似会社の証券コード(最大10社)を指定すると、上場類似会社の公開財務諸表と株価からEV/EBITDA倍率(減価償却費が取れない社はEV/EBIT)の中央値・四分位を求め、対象企業のEBITDAに当てた値をレンジに加えます。非流動性ディスカウントは組織設定と案件ごとの入力で、0 / 20 / 30 / 40%の感応度を併記します。競合分析の上場競合は候補として提案されます
  • 統合シナジー試算(参考): コストシナジー・売上シナジーと利益率・一時費用・年数の入力から年間効果と累積効果を出します。買い手固有の価値なので価値レンジには含めず、参考として分けて表示します

企業価値担保権の期中管理

  • 契約一覧に「準拠」列を追加し、契約ごとの準拠マトリクスの充足・要注意・未実施の件数をミニバッジで表示します
  • 事業モニタリングの実績フォームに「コベナンツ用の追加指標」(現金及び預金・金利支払前FCF・約定弁済額等・DSCR)を追加しました。貸付特約書テンプレートの預金残高維持とDSCRのコベナンツが手入力でも自動判定されます
  • 実行手続の証跡に種別(指図書・申立書・開始決定書・通知書写し・選任決定書・管財人報告書・許可決定書・意見聴取記録・譲渡契約書・配当表・入金記録など)を付けられます
  • 月次試算表・四半期報告・年次決算書・預金残高一覧・コベナンツ充足証明の受領時に、対象企業の実績データを紐づけられます。受領済みの行から実績とコベナンツ判定の件数へたどれます

画面

案件詳細に「中小M&Aガイドライン準拠」カード(全案件)と「買い手候補」カード(売り手側)を追加し、公正価値算定レポートの調整入力に類似会社・非流動性ディスカウント・統合シナジーの欄が加わりました。非流動性ディスカウントの既定値はM&A画面の設定にあります。

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